オッス!オラ吐瀉夫!
SF映画、ホラー映画が好きなサラリーマン!
2022/8/26公開のジョーダン・ピール最新作 映画「NOPE」を見てきたので、ネタバレ・考察アリで感想を書こうと思います。
ジョーダン・ピール監督作品『ゲット・アウト』『アス』はどれも好きだったので、期待大の作品!
ネタバレ部分が気になる人は気をつけて読んで頂ければ!
映画ノープとは?あらすじ紹介
オスカー受賞ジョーダン・ピール監督最新作。
全米映画ランキング初登場1位の話題作。
舞台は南カリフォルニア、ロサンゼルス近郊にある牧場。
亡き父から、この牧場を受け継いだOJは、半年前の父の事故死をいまだに信じられずにいた。
]形式上は、飛行機の部品の落下による衝突死とされている。
しかし、そんな“最悪の奇跡”が起こり得るのだろうか?
何より、OJはこの事故の際に一瞬目にした飛行物体を忘れられずにいた。
牧場の共同経営者である妹エメラルドはこの飛行物体を撮影して、“バズり動画”を世に放つことを思いつく。
やがて起こる怪奇現象の連続。それらは真の“最悪の奇跡”の到来の序章に過ぎなかっ た......。
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監督・制作・出演者
監督・脚本:ジョーダン・ピール
製作:ジョーダン・ピール、イアン・クーパー
監督、脚本のジョーダン・ピールは『ゲット・アウト』『アス』の監督・脚本を務めていて、有名かと思う。どちらも面白い作品だしオススメです。
ちなみに制作プロデューサーのイアン・クーパーは『アス』でもジョーダン・ピールと組んでいますが、ジョーダン・ピール脚本の『キャンディマン』でもイアン・クーパーは参加しています。
この『キャンディマン』は自分も見れてないのでいつか見たい。
キャンディマン (日本語字幕版) キャンディマン (吹替版)
撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
ホイテマ氏は『テネット』や『ダンケルク』での撮影で有名な撮影監督で、『ダンケルク』でアカデミー撮影賞にノミネートもされている実力派。
TENET テネット(字幕版) TENET テネット(吹替版)
もともとはスウェーデン映画をメインに活躍していて、『ぼくのエリ 200歳の少女』でも撮影しています。
本作でも、その手腕が発揮されており、CGでの補正ではカバーできない空の奥行きある撮影をこなしていますよ!
出演者
OJ・ヘイウッド - ダニエル・カルーヤ
オーティスの息子。エメラルド・ヘイウッド - キキ・パーマー
オーティスの娘。リッキー・“ジュープ”・パーク - スティーヴン・ユァン
元子役で、テーマパーク「ジュピターズ・クレイム」のオーナー・クリエイター。エンジェル・トレス - ブランドン・ペレア
フライズ・エレクトロニックスの技術セールスマンアントラーズ・ホルスト - マイケル・ウィンコット
有名な撮影監督。ゴーディー - テリー・ノタリー
シットコム『ゴーディーズ・ホーム』のスターでありチンパンジー。メアリー・ジョー・エリオット - ソフィア・コト
『ゴーディーズ・ホーム』でヘイリー・ハウストンを演じている。
ダニエル・カルーヤは『ゲット・アウト』にも出てましたね。
本作の演技、めっちゃ好きでした。
感情の薄い人物なのに、ちゃんと動揺が伝わってくる。
これからの作品にも期待したい!
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感想・評価
まずザックリ評価ですが、80点!
サスペンス・スリラーとして、得体の知れない恐怖や圧倒的存在の畏怖を描くことに成功していて、SFとしても「こんな発想があったのか」と驚くことばかり。
事前の予告動画で膨らませた予想や、映画を見てる中で次は…と考えてる事を上回る内容で終始飽きさせない。
しかしながら、何故このシーンが?と思うようなところもあって、僕個人の理解では若干及ばない部分も多く、気になるところが残る結果でした。
以下、ネタバレアリで色々語ります。
予想外の展開と斬新な設定と要素の数々
まず、本作の宇宙船を生物とする斬新な発想には深く感心した。
しかも圧倒的スケールで襲いかかってくる。
キャトルミューティレーション?アブダクション?って言うの?
ああいったところから連想したのかもしれないですが、面白い!の一言。
さらには「動かない雲」という、圧倒的違和感の発想と表現。
あそこまで微動だに動かないものが存在してるのは、もはや恐怖を覚える。
理解できないからこそ恐れる。恐怖の根源を描いてるなと。
序盤の牧場主の子供が脅かしてくるところも怖かったですね(笑)
まさかただの仮面とは。夜の暗がり、距離があって質感のディテールがつかめない顔。
最初はマジでアレがエイリアンだと思いましたよ…。
あとは予告編であった血まみれの人間とは思えない手、薄布で表情を隠した人間離れした顔の存在。
全然映画本編と関係ねーじゃねーかよ!w
あのウォーキング・デッドのグレン役の人が演じてるテーマパークオーナーの過去エピソードとか、どう関係してくるのか凄くいろいろ考えながら見てましたよw
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考察&ここが気になる
2つ気になった点があるんですよね。
あの異星人?円盤?について。
まず、「何故、見られていることを知覚できるのか?」
あの生物には目と思われる器官が無いし、どういった生態系の環境で生存してきたのか不明ですが、地球の生物の両目を認識しているようでした。
なんであれを「視覚」を司る器官と認識していたのか気になった。
そして何故あのミラーボールのようなフルフェイスヘルメットの記者もターゲットになったのか。
馬と同じような反応で結び付けられていましたが、「目」ではなく瞳や鏡に「自分が映る」と見られていると認識するのか、興奮するのか。
ここらへんハッキリしなかったですね。
馬って目を合わせちゃだめでしたっけ?w
もう一つは、「どうやって移動・飛行しているのか」
地上から物体を吸い込んでいる様子から察するのに、土煙なども起きていたことから磁力で吸い込んでいないため、空気を取り込んでいるようでした。
映画で見る限り浮遊しているので磁力を利用しているように思えるんだけど、じゃあ何故吸い込むときは空気を用いるのか?っていう違和感ですね。
ちなみにあの円盤は生物と僕は認識しましたが、もしかしたら生物ではなく、燃料として生物を取り込んでいる可能性もありますね。
この辺もワクワクする要素。
映画『スカイライン』では人の脳みそを使って、ロボット動かしてましたっけ。
そういうテクノロジーのSF作品も面白いなぁと。
あと、ちょいちょい過去シーンとして挟まれるチンパンジーのゴーディーの殺戮シーン。
いや、ホントあれ怖すぎて…チンパンジーって恐ろしく力が強くて凶暴って聞きますもんね…。だから逆にリアル。
僕の勝手な推測なんですが、映画NOPEのメインのメッセージは、おそらく…馬やチンパンジーなどの動物同様に異星人とのコミュニケーション(相互理解)は、NOPE(無理)ということを伝えたかったのか?とも思った次第です。
今回の円盤生物が文化の発達した生物ではなく、あのような特殊な能力を有した生物であった場合、テクノロジーで宇宙を渡るのではなく(もしかしたら地球に昔からいる生物なのかもしれないが)、身体能力であのような事ができる場合、言語でのコミュニケーションが取れないわけですよね。
すでに地球上に存在して、認識して、自分たちなりに共存に成功していると思っている動物って正直、犬や猫などの数少ない生き物くらいじゃないでしょうか。
他は檻からは出せず、いつ危険な行動を起こすか分からない生き物が多い。
人間は、地球上の生き物とすら満足に意思疎通がはかれない。
それなのに、なぜ地球外生命体と意思疎通できると思っていたんだろうと、自分の考えを改めるキッカケにもなりました。
とまぁ、色々書きましたが…
あの動かない雲は一体何だったんだ!?
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