オッス!オラ吐瀉夫!
MARVEL映画大好きブロガー!
今回、2021/12/3が日本公開日の新作マーベル・コミック映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』を見てきたので、内容とともに感想をお届け!
前作映画『VENOM』とは?
そもそもヴェノムはMARVELコミックに登場するもうひとりのスパイダーマンとも呼ばれるダークヒーローでありヴィランでもある魅力あるキャラクター。
原作ファンにとってはスパイダーマンの要素が色濃い存在だが、この映画シリーズではその要素が薄い。
前作映画である『ヴェノム』は上記記事で紹介しているので良かったら見て欲しい。
本作は、主人公である人間エディ・ブロックと地球外生命体シンビオートのヴェノムとの出会いである前作を見ておくと、より面白く楽しめるが、後追いでも十分構わないと思う。
前作から引き続き登場するのはエディ・ブロック、ヴェノム以外だと今作の敵役クレタス・キャサディ、ヒロインのアンとその彼氏ダン、コンビニの店主チェンさんくらいだろうか。
あらすじ
前作のその後、記者のエディ・ブロックは、シンビオートであるヴェノムの宿主としての生活に順応するのに苦労する。ブロックは、クエンティン刑務所で死刑執行が間近の連続殺人犯のクレタス・キャサディに再会するも指を噛まれる。やがてクレタスはカーネイジと化したのだった。
カーネイジというのは、ヴェノムの子供(分身?)にあたる赤いシンビオート(地球外生命体)で、ヴェノムより凶暴凶悪なヤツ。
本作は、前作でひょんなことからタッグを組む事になったエディとヴェノムが、お互い喧嘩しながら苦難を乗り越え、絆が生まれる物語といったところ。
キャスト・制作・吹き替え声優
監督:アンディ・サーキス
アンディ・サーキスは2017年に監督デビューしており、どちらかと言うと俳優として有名。
GODZILLAのゴジラ役(モーションキャプチャー)、キング・コング(2005年)のキング・コング役(モーションキャプチャー)、ロード・オブ・ザ・リングのゴラム/スメアゴル役(モーションキャプチャー)や、スター・ウォーズの最高指導者スノーク役、猿の惑星のシーザー役(モーションキャプチャー)など、特殊な役なのであまり素顔のイメージがないですが(笑)
脚本:トム・ハーディ/ケリー・マーセル
主演のトム・ハーディが今作では脚本にも関わってますね。ケリー・マーセルは前作「ヴェノム」でも脚本に携わってるので、そういう意味では地続きのストーリーに期待できますね。
以下出演者/役名(吹き替え声優)
トム・ハーディ/エディ・ブロック(中村獅童)&ヴェノム(諏訪部順一)
ウディ・ハレルソン/クレタス・キャサディ(内田直哉)&カーネイジ(片岡愛之助)
ミシェル・ウィリアムズ/アン・ウェイング(中川翔子)
リード・スコット/ダン・ルイス(桐本拓哉)
スティーヴン・グレアム/パトリック・マリガン(森川智之)
ナオミ・ハリス/フランシス・バリソン(早見沙織)
前作登場のキャストは吹き替え声優も全員続投しているようです。
前作のアン・ウェイングがしょこたんに似てると思ってたけど、声優もしょこたんだった…!
吹き替え見てなかったので知らなかった…!
【情報解禁】
— 中川翔子[Staff] (@shoko_nkgw) 2018年9月6日
マーベル史上最も残虐の悪「ヴェノム」の日本語版吹替声優に決定‼️‼️
中川翔子は、エディの彼女・アン・ウェイング役を演じます✨
11月2日公開!
ご期待ください!#ヴェノム pic.twitter.com/sbOkSYWf6T
キャストの中では、敵役のウディ・ハレルソンが一番有名じゃないかな?
「ゾンビランド」シリーズのタラハシーと言えば分かると思う(笑)
あとはハンガー・ゲームシリーズにも出ているようですね。
僕はハンガー・ゲーム1作目しか見てないので覚えてない…丁度イイ機会だし見てみようかな。
実際に見た評価
個人的には前作ほどのインパクトが無く、少し残念だった。
70点、といったところか。ややネタバレをふんわり含むので気になる方は飛ばしてほしい。
ストーリーは前作で落ちぶれていたエディが復活しているってところで前向き。
ホームドラマ感はあるが、個人的には前作のように社会的に追い詰められるエディがどう動くかが面白かったし、そこにヴェノムという存在が希望を見いだせる要素でドラマ性があった。
今作はそういう意味では、良い意味で落ち着いている。
そんな生活の中で、小さな衝突を繰り返す新婚夫婦みたいなエディとヴェノム。
アクションとして…確かにカーネイジは、触手も多く前作の敵ライオット(ヴェノムの上司)以上に武器を作り出して強いんだろうけど、スケールが小さな戦い(前作はロケット発射場での戦いだったし)で、少し物足りない。
一番残念だったのはカーネイジとヴェノムの関係性の深堀りが無かったこと。
「父」とカーネイジはヴェノムを呼ぶシーンがあったが、ヴェノムがカーネイジをどう思っているのか一切語られなかったのが、うーん…と思ってしまった。
せっかくヴェノムから生み出された存在という大きな可能性を持ったキャラクターが無為に消費されたように感じる。
カーネイジ自身の凶悪さは十分に描かれているが、キャラクターの内面や設定に興味がある人は物足りないと感じるかも知れない。
ただ、今後登場するヴィランの要素や後述するアベンジャーズのスパイダーマンとの関わりなど、期待できる要素は十分にあるので、引き続きこのシリーズは追いかけていきたい。
スパイダーマンの登場は?MCUと繋がりはあるの?
以下は100%ネタバレ要素あるので自己責任で!
前作『ヴェノム』公開時点の2018年ではMCU入りしてなかったが、2019年に正式にMCU入りの契約を結んだ本作。
※MCU:マーベル・シネマティック・ユニバースの略。参加作品は全てのストーリーが同一の世界観を共有している。
ということは本作からアベンジャーズのキャラも出る!?かと思ったが、まぁそもそも最初の公開予定日が2020年だった時点で(コロナで延期されたが)、脚本制作・撮影期間を考えるとMCU入りの要素を入れるのは難しかった模様。
スタッフロールが始まるまでは、スパイダーマン含むMCUの要素はなかった。
ズバリ!スタッフロール/エンドクレジットは見ておけ!
だがしかし!
エンドロールの途中に急遽、追加撮影したであろう差し込まれた映像がMCU入りを確信させる…!
おそらく、MCU入りが確定したから追加で撮ったんじゃないかな。
シーンの内容は、TVを見てたエディとヴェノム、何かが空間に干渉したような現象が起こる。TVのニュースにはスパイダーマンことピーター・パーカー(トム・ホランド)が映し出され、ヴェノムとエディはそれを見つめる…といったもの(だいぶざっくり)。
別のユニバースだったヴェノム達が呼び寄せられたのか、それとも同じユニバースにいたが、たまたまその存在を知るキッカケをドクター・ストレンジが起こしたのか…気になるところだが、ともかくエディとヴェノムはスパイダーマンを認識するシーンが出てくるのでお楽しみに!
MCU版のスパイダーマンシリーズをチェックしてない人は是非見ておこう!
なお、ヴィレッジヴァンガードでたまたまマーベル・コミックのパーカーで、ヴェノムのやつがあったから買っちゃった!!
何はともあれ、スパイダーマンシリーズもヴェノムシリーズも楽しみになってきたぞおおおお!